現代の日本における医療保険の種類について~子供の学資保険はホントに必要か

医療保険の種類について

医療保険。日本人の約7割の人が、この保険に加入しているようです。日本人は、保険が大好きです。病気になったときに、不安だからお守り代わりに入っている人も多いかと思います。保険は、住宅の次に高い買い物と呼ばれています。しかし、保険に何となく加入している人はいないでしょうか?皆さん、住宅の購入は真剣に考えますが、保険はあまり考えずに加入する傾向にあります。今回は、保険の中でも特に人気の高い医療保険が本当に必要なのかについて説明していきます。

医療保険とは

医療保険の必要性を述べる前に、医療保険について簡単に説明していきます。医療保険とは、病気やけがで入院や通院した時に保険金がもらえる保険です。昔は、入院して5日目から保険金が出るタイプのものが多かったですが、現在は、入院1日目から保険金をもらえるようになっています。また1日入院しただけでも5日分の保険金が出るものも多くなってきています。入院した時は、1日5,000円~10,000円、通院は1回あたり3,000円~6,000円程もらえるものが主流になっています。また、手術した際は、手術の重さによって受け取れる金額が違います。大体5万円から20万円くらいが主流になっています。日本人はとても心配性です。病気に備えて約7割の人が医療保険に入っています。しかし本当に医療保険は必要なのでしょうか?

医療保険の必要性

結論から申しますと、医療保険は、最低限加入すれば十分です。理由は、日本は公的医療制度が非常に充実しているからです。日本には、高額療養費制度というものがあります。高額療養費制度とは、病院や薬局でかかった医療費の自己負担額が、ひと月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合に、その超えた金額を国から支給される制度です。例えば、70歳未満で、年収約370万円から約770万円の人の、ひと月の自己負担額の上限は、87,430円です。高額療養費制度では、年齢や所得に応じて、本人が支払う医療費の上限が定められているのです。医療費のひと月あたりの上限額が決まっているので安心して治療に専念出来ます。

また高額療養費制度以外にも、お勤めされている方は、お勤めされている会社の福利厚生で医療費の一部を負担してくれる会社もあります。医療保険に入る場合は、高額療養費制度、会社の福利厚生をよく考慮して加入するかどうか決める必要があります。また医療保険の請求率も問題です。私は、銀行で医療保険の販売をしているので、医療保険加入者の実際の保険金請求率についても良く分かっています。保険会社の担当者に話を聞く機会が多いのですが、保険会社の担当者の話によると、医療保険の請求率は、20%~30%程度だそうです。

しかし、個人的な実感としては、医療保険を今まで500件以上販売してきましたが、実際に保険金を請求した人の割合は10%くらいだったのが実感です。保険金の請求には診断書が必要なケースが多く、診断書の発行費用は3,000円から5,000円します。また発行の手間もかかるので保険金の請求を断念するケースが多いのです。

医療保険で、病気やけがに備えるのであれば保険料を支払ったつもりで貯金しておいたほうが、経済的な合理性は高いのです。

他にも学資保険といった子供の将来に備えて加入をしておくべき貯蓄性の高い保険商品存在しています。部活をやるにしても費用は必要になるのです。少しでも将来に備えてのお金を貯められるよう応援しています。

子供の学費に関しては厚生労働省のHPを確認してください。

参考ウェブサイト 子供の学習費調査:文部科学省

さらに詳しく返戻率や学資保険のランキングについて知りたい方は下記サイトが参考になります。きっとミカタになってくれるでしょう。

参考ウェブサイト 学資保険ランキング2019~おすすめ10社の返戻率を保険のプロFPが比較【最新版】

では、全く医療保険に入る必要はないのかというと冒頭にも書いた通り、最低限の医療保険には入っておくことをお勧めします。最低限の医療保険に入るべき理由を次の章で説明します。

先進医療特約のために医療保険には入るべき

皆さんは先進医療という言葉を聞いたことがあるでしょうか。先進医療とは、大学病院等の医療機関で研究・開発された最新の医療技術の中で、安全性と治療効果を確保したうえで、一般の保険診療との併用(混合診療)が認められた制度のことをいいます。診察・検査等、一般の保険診療と共通する部分は、公的医療保険制度の対象(保険診療)になりますが、先進医療にかかわる費用は全額自己負担(保険外診療)です。先進医療は、体への負担が少なく、効果も非常に高い治療法です。
具体例を2つあげます。がん治療の先進医療で、重粒子線治療というものがあります。重粒子線治療とは、放射線の一種である「重粒子線」を体外から照射する治療法です。重粒子線は通常の放射線と比べ、がんを殺傷する力が2、3倍強く、がん細胞だけを照射出来る治療法です。体への負担も少なく、非常に魅力的な治療法ではありますが平均費用は300万円を超えます。

 

もう一つの代表的な先進医療の治療法ですが、白内障治療の先進医療で多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術というものがあります。眼の中には、レンズの役割をしている水晶体というものがあります。この技術は、白内障で濁った水晶体を取り除き代わりに多焦点眼内レンズを挿入します。近距離遠距離共に焦点が合い、多くのケースでメガネなしで生活できるようになります。こちらも非常に魅力的な治療法ですが、平均費用は60万円弱になります。このように先進医療の治療は魅力的ではありますが、費用が高いのが難点です。また先進医療を実施している医療機関は数が少ないので病院までの交通費も大きな負担になります。
この費用を補う方法ですが、医療保険には先進医療特約というものがあります。この先進医療特約を付けると、先進医療の治療費を保障してくれます。しかも先進医療特約の保険料は月額100円くらいで付けることが出来ます。特約だけでの契約は出来ないので、主契約の入院日額いくらの部分を最小限にして保険料を安くして先進医療特約のために医療保険に加入しておくのが個人的にはおすすめです。先進医療を使う機会は少ないかもしれませんが、先進医療を受けられる安心感は大きいので、是非医療保険に加入する際の参考にしてみてください。

がん保険について

ここまで医療保険についてまとめてきました。ここからは医療保険の一種であるがん保険について詳しく説明していきます。がん保険とは、医療保険の一種ですが医療保険との最大の違いはがんになった時にしか保険金が下りない保険です。がん保険は医療保険に比べて保険の対象ががんに限定されているので保険料は医療保険よりも安いことが多いです。ではこのがん保険ですがどのようなものなのでしょうか。がん保険はがんと診断された時に50万円~、がんで入院した時には日額10,000円~、抗がん剤の治療などで通院した時に6,000円~、手術した時に20万円~程度の保険金が受け取れるものが主流になっています。がん保険は医療保険に比べ保険金を多くもらえるのが特徴です。がん保険は、結論からお話すると医療保険より必要度は非常に高いです。私が実際に銀行で保険の販売をしていた時もがん保険の販売は積極的に行っていました。何故ならがんは非常に治療費が高いからです。もちろん高額医療制度で大部分の治療費は国から受け取ることが出来ますが再発のリスクなどを考えるとがん保険には加入しておくのが無難です。また医療保険に比べ保険料が安い割に受け取れる保険金額が非常に大きいためコストパフォーマンスが高い保険といえます。がんは治る病気ですがまだまだ不安な病気に違いはありません。そのような時に大きなお金が受け取れることは安心感にもつながると思います。がん保険にも先ほど紹介した先進医療保障が特約についているのでがん保険の先進医療にも入っておけばがんになっときに躊躇なく先進医療を受けることが出来ることも大きなメリットです。

まとめ

今回は医療保険についてまとめていきました。結論をまとめると医療保険は、高額療養費制度や会社の福利厚生との兼ね合いで加入するかどうか検討すべきです。しかし医療保険には先進医療特約があるので先進医療特約のために最低限の医療保険には加入すべきです。またがん保険は受け取れる保険金額が大きいのとがんという病気の重大性から考えて是非加入すべき保険です!

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